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サイコロ店長のスロ専奮闘記

受動喫煙防止条例が施行

最近、特に煙草が美味しいと感じるサイコロ店長です。いやいや、喫煙者が諸々厳しい状況に立たされているのは理解してるんだけどね〜。

世間では新型コロナウイルスによるパチンコ店への立ち入り自粛論で盛り上がっているが、今回はその話題ではない。55%の打ち手とパチンコ店にとって、深刻な問題の提起だ。

2020年4月1日、東京都の受動喫煙防止条例が施行された。原則、店内での喫煙が禁止となる。

最初に言っておくが、今回のお題は東京都の「条例」だ。国が制定した「改正健康増進法」をさらに厳格化したもの。ぶっちゃけ、条例の方がかなり厳しい。

そもそも国の法案は、例外という名の抜け道が多い(らしい)。

例えば飲食店。今回の改正健康増進法が実際に適用される店舗は、全体の45%程度。驚くことに、55%が「例外」とされ、適用を免れている。これを東京都の条例に当て嵌めると、例外は15%程。全体の85%が対象となる。

次は喫煙率について。50年前、日本人成人の喫煙割合は、驚愕の80%。それが現在は、35%程度とされている。

喫煙者減少の過程をグラフで確認すると、緩やかな右肩下がりに。長い年月の中で特別なアクションが発生した形跡もなく、自然淘汰気味に減少しているのがわかる。時代の流れというものだね。

現在は35%の喫煙率だが、パチンコ店に絞った調査となると数値は大きく変動する。喫煙率は20%程上昇し、約55%に。引用したデータは、約一年前の実戦値。現在の喫煙者劣勢事情を加味すれば、50%を切っている可能性はある。

ただ、個人的な体感としては、実際に店内での喫煙者(喫煙割合)は、そこまで高く感じない。パチスロは比較的若い遊技者が多いからかな? その分、客層の幅が広いパチンコになると、喫煙者の割合も多くなるのかもね。

で、要の喫煙問題。客室(営業面積)内では完全禁煙となる為、逃げ道となる喫煙スペースを設置する必要がある。「全面禁煙」という強硬策も取れるが、それが成立しないことは過去の事例からも明らか。現実的には喫煙スペースの設置必須なのだ。

店舗に入店する為の通路や階段を、喫煙所とする案はどうか。これはこれで別の法律が立ちはだかる。

ビルや施設内の共有スペース(階段など)には、原則灰皿を置けない。というか、一切荷物等を置いてはいけない。これは、消防法で厳密に定められている。避難経路確保の為にね。

スペックダウンされた機械の提供で稼働を削られ、今回の条例(改正健康増進法)が追い打ちをかける。例え設備は整えたとしても、喫煙率55%の産業では、プラスよりもマイナス面の方が明らかに大きい。

とは言っても、日本は喫煙に関して甘いとされている。お隣の韓国では、日本以上に喫煙に関して神経を使う国。飲食店では例外なく全面禁煙だし。

そう考えると、今回の我が国での法改正も、それ程的外れではないのかも?

劣勢に立たされたパチンコ店&喫煙者の動向に注目してみたい。
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