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サイコロ店長のスロ専奮闘記

やるべきは、生き残ること

「今年は激動の一年だった」ってセリフを毎年繰り返しているサイコロ店長です。もうね、年末の挨拶みたいなモンよ。

思い返せば、過去にも印象に残る「激動」はあった。4号機から5号機への完全移行がそれ。パチスロ業界にとっては、かなりのインパクトだったもんなぁ。

その衝撃が2007年の秋。あれから既に、十年が経過してるんだよね。時の流れってホント早いよ。そりゃ、私の白髪も目じりの皺も増えるハズだ。

考えてみれば「激動」によって、業界がアタフタする理由は決まっている。その大半が、機械性能に関する締め付け。いわゆる出玉の規制だ。

射幸性の高い機械に制限を加え、パチンコパチスロ本来の姿である「遊技(遊び)」に近付けるという立派な大義名分がある。それに反対する気はない。

ただ、現場とは別の角度の問題であるため、消費者の声は反映されづらい。それ故に、エンドユーザー無視との印象を与えかねない。結果、客離れが起こる。

もちろんそれは大きな誤解。未来永劫、パチンコパチスロ業界を、存続させるための動きなのだから。相当荒療治だけどね。

それによる弊害も出る。その強引な手法により、ここ最近、運営に見切りをつけてしまった店舗が、数多くあるのだ。

個人的に確認しているだけでも、10月で約35件、11月で約25件の店舗が、その役割を終えている(全国)。

把握しきれていない案件を含めると、実際には、かなりの店舗が閉店という決断を下しているのだろう。

その多くは、設置台数が200台を切る小規模店舗。今まで細々と営業を続けてきたのだろうが、遂に体力の限界を迎えたのか。それとも、早めの英断を下したのか。

残念なことに、年が明けても閉店の勢いは収まりそうもない。成人式を過ぎたあたりで、決断を下すホールもあるのだろう。

そんな状況でも、営業を継続するホールが圧倒的に多いのは確かだ。2018年に向けての課題が、山積みであるにもかかわらず。

新基準に該当しない機械の設置比率問題は、解決したワケではない。みなし機の撤去に伴う代替機購入で、高額の機械代費用が計上される。しかも5.9号機や6号機は、悪評ばかり。中古機市場では、高額な売買が未だに行われている。

明るい話題は少ないかも知れない。だけどね、今までもそんな危機は何度も乗り越えてきている。

5.9号機やら6号機への移行で、展開は少し早いけど、それなりに乗り越える自信はある。だって、4号機から5号機への「激動」を経験しているんだもん。

今年最後のコラムは、前向きなカタチでキッチリ締めたい。

やるべきは、生き残ること。

今年も一年間お世話になりました。来年もよろしくお願いします!
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