2017年は不作だった
前回お伝えした非等価の件。埼玉県で新たな動きが確認された。本来なら、12月1日に施行される流れであったが、諸事情により、延期が決定された。恐らくは、年明けに持ち越されるだろうとの話だ。
タイミングが悪く、コラムが掲載された日に埼玉県遊技業共同組合から通達があった。具体的な施行日は明記していなかったものの、結果的に誤情報となってしまった。これは仕方がないだろう。
責任転嫁のノウハウは人より長けているサイコロ店長です。
このサイトのパチスロ新台カレンダーを確認してもらいたい。
今後発売が予定される機械として、11月20日に2機種。グレートキングハナハナと戦国コレクション3。翌週27日には、タロットエンペラーがLINEUPされている。
12月、年末商戦の口火を切るのは3機種。パチスロゴッドイーター2、ブラックラグーン3、そして、まめが4日にホールデビューを果たす。
南国物語TYPE-Aは12月中旬導入とあるが、2018年に持ち越す可能性も高い。18日には、そこそこ注目されているSLOT魔法少女まどか☆マギカAが登場。こんなモンかな。
南国を含めても、2017年に発売予定の機種は、残り8機種程度。追加で数機種割り込んだとしても、10機種程度に落ち着くだろう。過去最大級に寂しい年の瀬だ。
そんな2017年の機械事情を振り返ってみたい。年末にとどまらず、今年は年間を通して、不作の年だった。
毎年恒例!スロミー賞の機種リストを参考にしてみよう。その貧相さがわかる。印象に残る機械が、あまりにも少ないのだ。
早々の結論だが、合格点を与えられる機械は、押忍!番長3とパチスロ聖闘士星矢海皇覚醒のみ。
これはサイコロ店長選抜だ。スロミー賞の集計では、異なる機種が上位に浮上してくる可能性もあるんだけどね。
そして、リストに目を通して感じたのだが、あまりにも知らない機械が多かった。え、なに、こんな機械あったの?的な。
購買意欲をそそられる機械に関しては、それなりに細かく調査を行う。だが、そうでない機械の知識まで、頭に叩きこむ必要はない。無駄な体力は使いたくないもん。今年はその手の機械が多すぎた。
それでも大手メーカーの機械に関しては、一応注目はしていた。
機種リストのメーカー別機種数で、最も多いのはSammyと山佐の9機種。サンセイとコラボした、パチスロ牙狼-守りし者-を加えると、Sammyは10機種となる。
パチスロエウレカセブンAO
パチスロ宇宙戦艦ヤマト2199
パチスロ攻殻機動隊S.A.C. 2nd GIG
パチスロ獣王 王者の覚醒
パチスロサクラ大戦〜熱き血潮に〜
パチスロツインエンジェルBREAK
エイリヤンエボリューション
パチスロ北斗の拳 新伝説創造
パチスロ蒼き鋼のアルペジオ
パチスロ牙狼-守りし者-
ほぼすべての機械が、過去に発売されたタイトル(シリーズ)である。ご存知ない方も多いと思うが、宇宙戦艦ヤマトも、過去にSammyから発売されているぞ。
上記の機種に想い入れが強いユーザーは、果たしてどの程度いるのだろうか。決して多くはないのでは?
UNIVERSAL系機種においても同様の現象が起こっている。GODシリーズとしては、最も肩透かしを喰らったアナザーゴッドポセイドン-海皇の参戦-。この機械を、2017年のWORST機種に推す店舗関係者は多い。期待ハズレという意味でね。
業界最大手の両メーカーでさえ、苦戦を強いられた2017年。ブランド力で機械が売れる時代ではないのだ。
角度を変えれば、中小メーカーにもチャンスが巡ってきたのではないかな。
2018年には本格的に導入が開始される5.9号機。どのメーカーが浮上してくるのか、注目したい。