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サイコロ店長のスロ専奮闘記

店長目線でのパチスロA

前回、大好きな機種を羅列していたが、正直3号機時代は、パチンコにも相当入れ込んでいたサイコロ店長です。

ぶっちゃけ、パチンコは釘さえ読めれば、基本的に負けない時代だったからね。当時のパチスロって、今と違って設定推測要素が乏しかった。中身が見えないから、感覚に頼る部分が多かったのさ。

安定してプラス収支を求めていた私は、第一の選択肢として、パチンコから攻め込んだものだ。そして、本題へと続く。


店長目線でのパチスロ、続編。想い出話に花が咲いた前回のコラム。今回は、実際の営業との関連性に切り込みたい。

いきなりだが、パチスロ好きスタッフが多いホールって、印象的には悪くないでしょ。これは、全会一致の意見だと思う。

理由は様々だろうが、総じて言えるのは、プレイヤーとスタッフとの距離が近くなること。これは、当業種に限らず、あらゆる接客業で重要なポイントだ。

勝った時も負けた時も、それに共感してくれる馴染みのスタッフがいるのといないのとでは、気持ちの上で全然違う。

また、普段は言いづらいクレームとかも、それを理解してくれるスタッフになら気軽に話せるとかね。

実際、細かい部分のクレームは、我々としても非常に助かる。特に機械のメンテナンス関連とかね。そりゃホール側も十分気を付けてはいるが、顧客目線特有の部分は思いのほか多い。

さて、店舗運営を仕切る店長とパチスロの関係性はどうか。

プレイヤー側からすれば、店長=設定状況と直結している唯一の人間。漫画の様な、ドラマチックでハチャメチャな調整を行う店長であって欲しい、との声も大きい。

今では滅多に遭遇することはないが「新店長就任記念」「元スロプロ店長が営業方針を大幅変更」とか。

店長のアクションが、出玉放出の起点となるケースは珍しくない。それ程、重要な役割を担っているのだ。

問題はここから。これらのアクションは、そもそも「店長がパチスロを理解している」ことが大前提となる。もし、そうでなければ「プレイヤーVS店長」の図式は成立しない。

対顧客だけの問題だけではない。機械運用面(管理面)でも、それなりの知識は必要となる。

極端な出玉を魅せたい場合は、設定Dを多用するとか、安定した出玉を求める場合には、設定Eをチョイスするとかさ。

最終的な割数は同じでも、そこに至るまでの過程によって、ホールの特色が出る。それを決めるのが、店長なのだ。

すべてをシミュレーションソフトに任せ、自己主張のない数字合わせ作業をする。そんな店長に魅力を感じるプレイヤーは、まずいないだろう。

結論として、店長はパチスロに博識であり、いつでも対プレイヤーを意識してこそ、魅力あるホールが完成するものである。

これはあくまで理想だが、その理想に近づくことが重要である。

日々の激務や調整以外の管理面に能力と体力を費やすことが多いのは事実だ。それこそ、生活の大半をパチスロに注ぐことも難しい立場だろう。

ただ、理想としては、いつまでもパチスロの楽しさを追求する姿勢を忘れないで欲しい。

システマティックに仕事をこなす人間も必要だが、それは店長でなくても構わない。

「今日は全然出てないよ! 店長に言っといて!」なんてベタな意見が言えるホールが、もしかしたら理想なのかも知れない。
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