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サイコロ店長のスロ専奮闘記

厳しい状況は続く

一週間やそこら、そもそも数日間、数時間で、初見ホールの設定状況を察知することが不可能だということを、らいどんに直接伝えたいサイコロ店長です。でも面白いからいいけど。

例の規則改正。7月にパブリックコメントを実施するらしい。いかにも「大衆の意見も参考にしますよ」的なフォームをセッティングしているが、実態はどんなものか。

過去の事例(他ジャンルの規則改正など)では、実際にコメントによって規則が見直された経緯は多々ある。だが今回は、当業界に対して大鉈を振るうのが大前提。基本指針が覆される可能性は、低いだろう。

なんなら皆さんも、警察庁のHPをこまめにチェックしてみてはいかがだろうか。


さてと現状の店舗運営。全体的に厳しい状況が続いているのはお察しの通り。朝イチの並びは大幅に減り、在客数そのものに影響が出ている。

必然的に「売上」も減る訳だが、これに関しては、機械スペックのダウンという側面もある。四方八方から、しわ寄せがきているし、今後も締め付けが厳しくなる。

あえて粗利ではなく、売上に注目したのには理由がある。見た目の出玉に直結するからだ。

例えば、設置台数がまったく同条件のふたつの店舗があったとしよう。平均的にドル箱を積んでいるA店と、下皿モミモミの台が多いB店。単純に見た目で比較した場合、ユーザーの印象に残りやすいのは、やはり前者だろう。

A店の売上が500万円だった場合、10割を狙うには、500万円分の出玉が必要になる。

B店の売上は400万円としよう。同じく10割を狙うには、400万円の出玉。単純だ。

実際の営業にて、予定通り10割に収まったとしよう。両店舗共に等価交換だった場合、お互いの利益はゼロ。一緒だ。だが、出玉数は100万円分の差が生じる。これは大きい。

100万円の差額。1,000円でメダル50貸出の等価交換の場合、5,000枚の10台分に相当する。いくらシビアなスロマガユーザーでも、この差には惑わされても不思議ではない、でしょ。

売上を伸ばすには、客数はもちろんだが、機械スペックが重要になる。メダル単価ってヤツだ。そう、A店は高単価の機種が揃っているのだ。

今回の規則改正では、極端に単価が低い機械しか生産されない。遊べる機械ね。射幸性を抑える=低単価機種ってな具合だ。

客数は店舗努力次第だが、単価ばかりはどうにもならない。諦めるしかない部分のひとつである。

極端なハナシ、高単価機種が動けば動く程、売上が上がる=出玉が魅せられる=印象がよくなるのだ。稼働マジックと似た様な理屈である。


6月30日、全日遊連から、警察庁生活安全局保安課に対して提出された「風営適正化法施行規定等の改正に関する要望及び質問について」という内容の文章が出回った。今回の規則改正に「まった」をかける内容だ。

出玉関連や賞品(景品)限度額関連、射幸性に関する件、パチンコの設定に関する件、そしてみなし機に関する件など。

詳細に目を通せば、警察庁生安に対して必死に食い下がる全日遊連、という図式。いつもは「規制だ規制だ」と店舗側は尻を叩かれるが、今回は業界的に危機感を抱いているのだろう。行政に対して忠誠を保ちつつ、反発している部分もある。

全日遊連が重い腰を上げるくらい、業界全体が切羽詰まっているのだ。
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