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サイコロ店長のスロ専奮闘記

変更承認申請

新しい店長を育成中のサイコロ店長です。ほら、そろそろ世代交代のタイミングかなーって以前にも話したでしょ。

そんな後輩指導の中で、店長になって初めて接する業務もある。警察に提出するための、書類作成もそのひとつだ。

よし、変更承認申請の書類を作ろう。

稀に私も、まっとうに仕事をこなす。いつもいい加減ではない。このコラムを書き終えた後、変更承認申請を行うための書類を作成しよう。冒頭の後輩指導も兼ねて。

変更承認申請は、遊技機の入替作業を行う場合に必要となる。文字通り、変更を承認してもらうための申請(書類)だ。

遊技機の取り扱いって非常に神経を使う訳さ。特に警察側が。ちゃんと適合試験をクリアした機械なのか、ちゃんと検定を通過した機械なのかとか。

もっと細かい部分を知りたいってか。ならならしゃーない、懇切丁寧に解説したる。キミも隣でみてろよ、後輩くん。

そもそも何故、変更承認申請が必要かという部分。

機械って、不正される可能性があるんさ。金銭に直結する一面があるからね。そこには、店舗が絡んだり、業者が関与したり。

そんな過去の悪事も、今でこそ根絶しているが、それでも警戒は必要だ。過去の過ちを、繰り返してはならないもんね。

てか、そんな背景的なモノよりも、そもそも風営法で決まっているのさ。

遊技機の変更がある場合には、変更承認申請を届け出なくてはいけない。もうこれ、決定事項。この義務を怠ったら、非常に重いペナルティが課せられる可能性がある。営業停止レベルだよ、実際。

機械そのものの入替以外にも、遊技性能に影響を及ぼす部品類の交換も、これが必要になる。今流行りの、釘問題もこれに抵触する可能性があるんさ。

変更承認申請の構成はこんな感じ。

表紙
変更事項(別紙)
導入機種と撤去機種の台数を含む一覧
導入前の全設置機種と各台数を含む一覧
導入後の全設置機種と各台数を含む一覧
導入前の島図
導入後の島図
撤去明細
メーカー発行の検定通知書

最も重要なのは検定通知書。これはメーカーが正式に発効する書類で、機械の正式名称や、台本体に個別に用意されている細かいデータが記載されている。

本体製造番号(筐体部)、本体製造番号(回胴部)、主基板番号。パチンコだったら遊技盤番号、遊技盤枠番号が加わる。基本的な考え方としては、筐体と基板には、それぞれ固有の番号が記されているのだ。

表紙には自店(自社)のデータが記載されている。代表者名とか営業許可年月日や許可番号など。

変更事項には、製造業者(メーカー)や型式名、導入台数や撤去台数などを記載。

その他、新台設置前&設置後の、すべての機種名と台数、検定番号が記載された一覧が必要になる。それと同様に、新台設置前&設置後の島図も作成する。

撤去明細は、外す機械の詳細データだ。二次運用の際に活躍する。これがないと、中古機としては成立しない。

これが変更承認申請の概要。これを所轄が指定した日までに提出しなくてはならない。遅くても一週間前かな。ここらヘンは、所轄内でのルールによって、決定される。

最近は、書類作成もPCの簡単な操作で、短時間で作成できるソフトもあるが、まだまだ浸透していない。毎回自力で作成する店舗が大半だ。

現在の仕組みでは、店舗と警察の接点は、この書類提出時のみ。月に何度かの、両者を近づける数少ない貴重な機会なのだ。

意外と和気あいあいしてるもんだよ。皆さんの想像以上にね。

理解したかい、後輩くん。
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