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サイコロ店長のスロ専奮闘記

中古機値上がり

会社におけるポジション、というか価値がどんどん下がり始めているサイコロ店長です。機械に例えるなら、既に中古機。脳に埋め込まれているCPUも相当古い。むしろ老害に近い。このまま転売されてしまうのかなぁ。

この数週間でパチスロ機の中古価格が上昇している。

販社男も5月21日更新の記事で少し触れているが、それとは角度が異なる。みなし機撤去の噂が広まっているからだ。

みんな大好きみなし機。検定期間を過ぎても設置が黙認されている機械を、総じてこう呼ぶ。簡単に言えば、初期〜中期の言わば「盛り上がっていた頃」の5号機だ。

「再認定」という特殊なルールで、設置期間を延長する手段もある。しかしこれは、大きなタイトルや台数を抱えている機械で取る処置。

みなし機の多くは少台数設置だ。いつ撤去されても不思議ではない状態ね。わざわざ手間暇をかけ、さらに資金も投入し、再認定を受けることもない。

そもそも、みなし機自体が「新基準機に該当しないパチスロ機」の公約に抵触している場合が多いので、結果的には撤去対象になるんだけどね。

でもって中古機。販社男はゴールデンウィーク明けと語っていたが、極端に値上がりしたのは5月中旬以降。最近だ。

アナザーゴッドポセイドン。5月初旬で10万円だった価格が、今や30万円に迫る勢い。底値15万円だったそこそこ新台のパチスロ獣王 王者の覚醒が、現在30万円突破など。

上記は極端に上昇率の激しい機械だが、総じて5万円前後は値上がりしている。特に最近の機械ね。

もし30%規制の前倒し(または率の変更)が確定した場合、代替機が必ず必要になる。それを見込んでの先物買い

大手は別として、我々の様な中小企業は、緊急の事案に対する予算なんか組める状態ではない。非常に困った問題である。

特に併設店は厳しい。パチンコに予算を取られていた昨年末の悪夢をようやく乗り越えた矢先に、今回の件。泣きっ面に新基準機。ヘロヘロやね。

もちろん中古機ばかりではなく新台も続々と発売が予定されている。押忍!番長3の増産二次ロット、三次ロットも含めてね。

だが、新台も40万円超えと高額には違いない。未知数の新台よりも、ある程度稼働が予測出来る中古機の方が、何かと都合が良い。

どちらにしろ、予想外の出費は避けられないのだが。

この様に、流れ的には射幸性の高い機械を撤去するのが業界の課題なのだが、中には時代に逆行するホールもある。上限の範囲内なら、旧基準機を導入しても構わないでしょ〜的な。そう、控えた方が良いのは確かだが、旧基準機導入はルール違反でも何でもない。規制の範囲内であれば。

現在なら、押忍!サラリーマン番長ミリオンゴッド凱旋あたりが、ギリで導入可能。探せばもっとあるだろう。オススメはしないけどね。

目の前の顧客も重要だが、パチスロ業界は、もう年末の動きを気にかけている。
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