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サイコロ店長のスロ専奮闘記

動けるだけ動いておこう

恐らく中二病の大人版なのだろう。誰もが一度はこんな妄想を思い浮かべたことがあるんじゃないかな。

「俺ってもしかしたら、パチスロで喰っていけるんじゃねーかな」って。

過去に、両手両足くらいの回数、本気でそう思ったことがあるサイコロ店長です。これが黒歴史ってヤツよ。

会社の拘束時間中にもかかわらず、このコラムを執筆中の今現在、大型連休の真っ只中である。

連休開始となる4月29日、30日の稼働は悪くなかった。その流れで、実質平日となる翌5月1日、2日は、通常に毛の生えた程度。4月末の勢いが継続すれば…と思ったが、そう上手くはいかなかった。

今年は最大9連休と謳われているが、結構な割合で仕事に従事している方もいたのかなと。私と一緒やね。そこらヘンはサービス業の宿命なので、今さら何とも思わないけど。

それでも来店中の客層は様々。いつもの常連さんに加え、久しぶりに来店された方、そしてまったくのド新規さんなど、バラエティに富んだラインナップ。客数だけだと変化は感じないが、中身が違う点に関しては、連休という異空間を匂わせている。

それに合わせた訳ではないけど、調整の方は控えめになっている。この点は許してもらいたい。連休明けの展開を考えると、どうしても期間中に粗利は確保しておきたいのだ。

例年だと、連休明けの落ち込み対策のために新台を用意する。しかし今年は、それに見合った機械がラインナップされていない。

何かしらの機械を導入する店舗でも、その台数は極めて少数。多少の入れ替わりは確かに必要と感じるが、その効果の程は知れている。新台や中古導入の稼働に対するメリットが薄れているのだ。

それでも入替は必要だ。広告宣伝効果が期待出来るからね。

都内の場合、あらゆる告知物が禁止されているのはご存知の通り。具体的にダメな事例を挙げておこう。

「おいしさ満載!春の北海道景品フェア」
「YouTubeで人気、話題のライター来店」
「パチスロ情報誌〇〇〇の取材日!」
「店長推奨レア台レア機種特選コーナー」

などなど。射幸性どうのこうのとは別の次元で、大半の告知が禁止されているのだ。北海道景品フェアまで禁止されているのはシビアでしょ。正直キツい。

パチンコ店は生き物だ。常に動いている。現状維持では流れ的に生き残れない。

多くの顧客はその動きを「目」で感じ取る。WEBであったり店頭店内であったり。極端な例だが、未だに「SHAKEV導入」なんてポスターが掲示されている店舗に、良いイメージが浮かばない。

常連層が中心で、常に賑わっている店舗には必要ない。SHAKEVで十分だ。だが実際には、多くの店舗が苦しんでいる。外見上の変化を求めている。

変化を感じてもらうには、店頭の告知物は非常に重要。その告知が許されているは新台導入だけ。

ゴールデンウィークでさえ、数年前と比べれば、相当劣っている状態。このままでは衰退してしまう業界だ。今のウチに動けるだけ動いておいた方が生き残る確率は上がるだろう。
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