TOPへ

サイコロ店長のスロ専奮闘記

閉店理由

近所の中堅コンビニが、大手コンビニに生まれ変わってリニューアルオープン。決して閑散としていた店舗ではなかったのにね。色々あるんだなーと感じているサイコロ店長です。

毎年この時期は、大型連休の話題に偏るのだが、今年は少し違う。正確には、私に季節の感覚が一切なく、書き上げてから大型連休の存在に気が付いたのだ。そこんとこよろしく。

パチンコ(パチスロ)店がシャッターを下ろした場合、多くの方が「潰れた」と表現するだろう。だが実際には、計画的な撤収が大半だ。

最近都内でちょっとした話題店が撤収した。その理由は、契約期間満了につき、というもの。

あまり表面には出ていなかったが、その店舗は開店当初から、数年で撤収する計画があったのだ。土地絡みでね。

もちろん、一般ユーザーにそんなことが知られたら、商売として成立する訳がない。特に信頼関係を重んじる我々の業種においてはね。

恐らく、知らされていたのは上位スタッフの一部だけだったに違いない。

別のパターンもある。パチンコ店事態は順調だが、同一法人の他業種に足を引っ張られ、なくなく撤収するケース。汗水たらして働いていた側にすれば、悔しいだろう。

上記と似た様なパターンだが逆のケース。同一法人の他業種が絶好調のため、その形態にシフトして再出発する…とか。

特に都内の駅前繁華街の場合、比較的狭い店舗が多いので、カラオケなどの飲食系に転換しやすい。企業としては、右肩上がりの業種に鞍替えするのも立派な戦略のひとつ。

土地を持っている場合は、パチンコ店の運営よりも、他法人に店舗(土地)を貸し出した方が、効率が良い場合も多い。

毎月変動する利益にハラハラするよりも、一定額を安定して得られる方が、精神衛生上よろしいでしょ。事業計画も立てやすくなるし。

利権絡みでの撤収話も耳にする。創業者から二代目以降に引き継がれた法人とか。引き継いだ人物は、パチンコ店の経営にまったく興味ナッシング。ええぃ売却しちゃえ♪ってね。

先々の展開を考えて、儲かっているウチに業界から足を洗う企業も少なくない。表面上、先細りに思われているパチスロ業界。過去の繁盛具合を知っている先輩方からすれば、魅力も薄れているのだろう。

実際のハナシ、大手チェーンにおいても不採算店舗なんていくらでもある。店舗数が増えれば増える程、ハズレを引いてしまう場合もあるのだ。

ある程度のケアはするものの、見切りをつけるのも早い。どこかの店舗が閉店する頃には、どこかの店舗が新規でオープンしているのだから。

それとはまったく別に、数年前からパチンコ業界も、積極的に企業買収を行う企業が増えてきた。M&Aってヤツだ。

表面上は合併みたいなモンだが、そこには買収する側とされる側が明確に存在する。

企業買収のメリットはたくさんある。売上やコスト削減に絡むシナジー効果、リスク分散、財務強化、生産性の向上など。

2017年の大きな節目のひとつは、ゴールデンウィーク明け。もしかしたら、5月8日にいきなり閉店している店舗もあるかも知れない。
サイコロ店長TOP
Myページへ追加
TOP
BBS