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サイコロ店長のスロ専奮闘記

ジャグラーブランド

テイルズ8,000台にマハロが1,000台っと。6月納品のスーパーミラクルジャグラーを確保するには、どの機械を何台購入すればいいのか北電子と交渉中のサイコロ店長です。

現役バリバリ稼働中のファンキージャグラー。その中古価格は、約150万円にも達する。既存するジャグラーシリーズの中で、最も資産価値の高い機械になっている。

この機械に対する北電子の評価は極めて単純。表面的な高稼働要因として「派手さ」を挙げている。

確かに、他のジャグ系と比較しても十分派手だ。特に演出部分ね。

そもそも毛色が違う。シンプルかつ王道の流れを汲むアイム系。ここ数年で、一気に人気ブランド化したマイジャグ系。それらの機種とは一線を画す演出が施されていたのが、ファンキーの特徴だろう。

顧客の反応はどうか。若年層はもちろん、本来はアイム系が中心の年配層に至るまで、無理なく楽しんでいる。客層を絞り込む心配なんてなかったのだ。

和菓子中心の老人会に、洋菓子を持ち込んだらウケが良かった、みたいな。

でもって、ファンキーが話題の中心ではない。スーパーミラクルジャグラーだ。

ジャグラーシリーズ最新作。出庫台数は約25,000台。最近にしては大胆な台数だが、それでも秒速で完売するだろう。仮に抱き合わせがあったとしても、需要が供給を上回るのは確実。それは、過去の機械実績と中古価格からも明白だ。

コレを入手する条件として提示されたのが、テイルズオブシンフォニアの「導入要請」である。ロイヤルマハロもね。

当初は、テイルズ1台に対し、ミラクル3台まで導入可能…という条件だったが、ここにきて雲行きが怪しくなってきたのだ。1:3どころか、1:2も危ういという。

理由は「遊技機以外でのお付き合い」が予想よりも多く見込まれるから。

以前にも書いたが、北電子は機械販売だけで成り立っている訳ではない。店舗運営に関わる周辺機器も取り扱っているのだ。その中心となるのが、ホールコンピュータだ。業界関係者が言うところのホールコン。業界ド素人オカルターはホルコンと呼ぶ代物。

新台配分の目安として
@ホールコン新規導入かつテイルズ導入
Aホールコン新規導入
Bホールコン設置店かつテイルズ導入
Cテイルズ導入
※テイルズはマハロでも代用可能。

多くの一般的な店舗はCの状態なのだ。従って、優先順位は最も低い。新規店舗や、今後の需要を考えて、北電子のホールコンを導入する店舗に比べて、圧倒的に不利なのだ。

そもそも最低条件であるテイルズが「完売」と、なった時点でミラクルの導入が打ち切りになる。割り振りとか、そーゆー問題ではなくなる。土俵にすら登れないのだ。

一見、殿様商売の様に思えるが、それをも許してしまうのが現状である。だって、そこまで価値のある機械を抱えているのだから。

ひと言で人気シリーズと言っても、ここまでブランド力を持たせるのに、20年の歳月を費やしている。

徹底した出庫台数の管理は、並大抵の努力ではない。

「売れるから売る」「売れるだけ売る」といった他メーカーとは、そもそも考え方が違うのだ。目先の利益にこだわらない姿勢こそが、今を支えているのである。

4号機時代から不動の地位を築き上げてきたジャグラーブランド。時代が変わっても、コイツだけは生き残るのだろう。
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