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サイコロ店長のスロ専奮闘記

まとめ買い!?

都内某地域某店舗。集客日にスタッフの制服を「はっぴ」に変更しただけで、行政処分が下った模様です。そんな比較的軽微な部分を突っ込まれたら、それこそ何も出来なくなりそうで、先行きに不安を抱えるサイコロ店長です。

唐突だが西友は安い。実際に他の量販店と比べ、価格の面では頭ひとつ抜け出している。商品を安価で提供出来るカラクリのひとつが「まとめ買い」だ。

同一ジャンルの商品を、複数点同時購入すると少し安くなるヤツ。もう日常的な仕組みだし、誰もが利用したことがあるよね。

その多くは、飲食類や衣料品を中心とした日常消耗品。必ず必要となる故、まとめて購入しても困らない。消費者は価格面で楽になるし、提供側は薄利多売が成立する。お互いにとってメリットがある仕組み。


実はパチンコ業界にも、似た様なシステムが存在する。

前回の当コラム掲載直後、全日遊連から都遊協を通じ「不公と思われる販売」の情報が入ってきた。いわゆる抱き合わせだ。まさに複数まとめ買い…。

対象機種は以下の通り
アイムジャグラーEX(北電子)
CR世界でいちばん強くなりたい!(藤商事)
CRドラセグ2 (三洋)


前回偶然にもお伝えした通り、アイムジャグラーEX AnniversaryEditionの踏み絵として用意されたのが、パチスロ輪るピングドラム。これが「公正ではない」と判断された模様。

パチンコ両機種に関しては、藤商事はCR Another、三洋は甘海が対象と言われている。

現時点では各店舗に向け、不正な販売方法が「あったのかなかったのか」という情報収集の段階。この結果により、正式ルートを通じ、該当メーカーへ何らかの処分が下る可能性がある。

処分とは言いつつも、課せられるのは反省文程度だろう。「もうしません…グスン」的なコメントを出せば、万事解決。ほとぼりが冷めた頃に、同じことが起こるってパターン。これは、業界特有の悪しき伝統である。

この様な情報を寄せるのは、機械を導入し損なった店舗だ。多くは腹いせであろう。

ちょっと変わったタイプの「まとめ買い」ではあるが、消費者である店舗側が納得しているのなら、それはそれで成立してしまうのが怖い。

強制的に導入されられた店舗からは感謝され、実質被害が生じない、未導入店舗からはクレームを言われる。もうね、一般的には理解しがたい業界の体質なんよね。
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