のめり込み防止対策
「私の中」では青森県を脱出したばかりの原大駆。ツッコミどころ満載の遊技台選択だが、それも割とキライではない。逆に、初々しくて微笑ましいサイコロ店長です。
言っておくが、ハネモノを含む一般台の釘は、一度カタチが決まってしまえば触らないのが鉄則。何かしらのトラブルでも発生しない限りね。仮に調整したとしても0.1ミリ単位の話。目視で変化を確認するのはまず不可能だ。万年釘であっても、寄りや鳴き、入賞率などのバラツキはあってしかるべき。わかったかね、原くん。あ、もう読んでないかも…。
今回のお題はパチンコ依存症対策について。皆さんも耳にしたことはあるだろう。ダメ人間を如何に救済するかのアレだ。
そもそもの話、パチンコが悪いのではなく個人の意思の問題だと思うのだが。
業界団体と警察方面から、この件についての再徹底を図ってもらいたい〜的な内容の通達が発令された。
元々、パチンコが大々的に社会問題になる以前から取り組みはされていた。我々にとっては今さら感がある。だが、現実的に抜け出せない人間がいるからには、提供側としては何らかしらの対策を取る必要はあるのだろう。
「依存症」という響きは実に物騒なものだ。決して良い意味では使用されることはない。
物質(薬物など)に対する依存症や、対人関係に関する依存症(ストーカーなど)。ギャンブルなどは、プロセスに対する依存症に分類されると言われている。パチンコ(パチスロ)も同ジャンルだろう。
「中毒」よりはまだマシな気もするが「依存症」もどうかと思う。そこで、機関が考え付いたネーミングが「のめり込み(防止)」だ。うん、意味合いは十分伝わる。
ハイセンスとまではいかないが「毒」や「症」などの病的ポジションは感じられない。語感はどうか。「り」と「み」が加わることによって、全体のテンポが程よい加減。丸みも出ている。
本題っつーか、このミッションの中身はこうだ。
@リカバリーサポート・ネットワーク相談窓口の告知ポスターの掲示
A広告宣伝への共通標語の挿入
Bパチンコ店における依存(のめり込み)問題対応ガイドラインの活用
では各項目を軽く解説しよう。
@それ専用のポスターを送付してあるので、店内の目立つ場所に掲示してくれ。という内容だ。これを掲示していないと、警察からツツかれることが実際にある様だ。
A共通標語の全文がコレ「パチンコ・パチスロは適度に楽しむ遊びです。のめり込みに注意しましょう。」。
これはあまり知られていないが、新聞折り込み等でチラシを配布する場合、誌面の20%以上のサイズで上記の文面を挿入しなくてはならない。これ、強制だ。
B何やら「ガイドライン」というモノが存在しているらしい。その中の「初心者への遊技説明」は理解出来るが「自己申告プログラムの導入」ってどーゆーことだ。
ガイドラインの巻末に「自己診断チェック表」があるらしく、お客さんから相談があった際には、コレを活用するらしい。そもそも、お客さんからそんな相談受けたことなんて一度もないわ。
つかさ、最近のパチスロ事情を振り返ると、のめり込む要素なんてないよね。
私は実際に、そこまで派手に立ち回っている訳ではないが、顧客の動きで十分理解出来る。現に売上も減っているし。
射幸性が急激に落ち込み、それこそのめり込む要素がそぎ落とされている時代。「自己申告プログラムの導入」なんかよりも、5.9号機の発売で問題解決じゃね。
それはそれで困るんだけど。