TOPへ

サイコロ店長のスロ専奮闘記

新基準に慣れさせる

某機種のコケっぷりに大笑いが止まらないサイコロ店長です。極めて強引な販売手法を取った挙句、結果が伴わなかった責任は重い!と考えているのは、私だけではないはず。

先週、ホール向けに営業資料が出回ったのは、この春に販売予定のアナザーゴッドポセイドン。2014年2月に販売が開始された、アナザーゴッドハーデスの後継機だ。ここでは簡単に主要部分のみ紹介しておこう。

最速納品日は3月20日。実質稼働開始は翌21日火曜日になる。

初期出荷台数は約35,000台。過去の実績を考慮すれば、妥当な台数かな。いや、少し多いかも。

販売価格は定価で485,000円。台数値引と現金一括値引を計算しても、440,000円と高額。多台数導入店舗は、莫大な機械代と向き合うことになる。

そして注目のPAYOUTは…現段階では未発表扱い。発売要綱にも営業資料にも掲載されていない。これには理由がある。

射幸性が問題視されている時代。メーカーとしても、波風は立てたくないのだろう。設定EのPAYOUTを大々的に謳っての営業はさすがにマズいのだ。特に「目立つPAYOUT」の場合はね。

ただ、凱旋や既存ハーデスが堂々と設置されている限り、ポセイドンは本来の能力を発揮することは難しいのではないだろうか。これは、最近の機械全般に言えることだけどね。


最近の機械…で思い出したのだが、中古価格が全体的に上昇している。

驚くことに、初代沖ドキ&30が驚異の300万円超えとなっている。200万円の時に売却した店舗は、今頃後悔しているだろう。

マイジャグ系やジャンキージャグラーなど、若年層にも人気のジャグ系は、安定した価格で取引されているものの、一部の機械に大きな変動がある。

最も値が跳ね上がった機械は、意外なことにスーパーリノMAX。数カ月前まで30万円程度で取引されていた機械だが、現在は80万円弱にまで急上昇。そして、一時期は10万円程度であったミリゴ凱旋も、現在約45万円。同じく10万円程度だったリノですら、35万円まで価格が上昇している。

これらに共通するのは、玉単価が高い機械ってこと。

新基準機になって大幅に減少したのは、何を隠そう売上そのもの。そもそも、新基準機推進の狙いのひとつが、高射幸の抑制な訳で、その点では成功?しているのであろうが。

とは言え、現在でも20,000枚を突破可能な性能を備えた機械は、現実的に稼働している。意に反する行為ではあるが、中古導入も実際には可能だ。

店舗としては、落ちた売上を戻したい一心で、単価が高い機械を中古機として導入するのだろう。その結果、自然と価格が上昇した。

2017年の12月には、新基準の要綱を満たしていない機械の設置割合を、30%未満にしなくてはならない。それまでに、荒稼ぎしようって寸法か。それも悪くはない。

悪くはないが、その時期がきた時に、スムーズに新基準機に乗り換えできる顧客が、育つのであろうか。売上を引き換えにしても、今から慣らしておくべきだろう。
サイコロ店長TOP
Myページへ追加
TOP
BBS