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サイコロ店長のスロ専奮闘記

やらかした結果

1月某日「ジャグラー20周年記念新機種展示会」に潜入してきたサイコロ店長です。3月に発売予定の「輪るピングドラム」を購入すると「アイムジャグラーEXアニバーサリーエディション」を導入しやすくなるらしい…。

東京都のパチンコ(パチスロ)店は、基本的に組合に加入している。組合加入自体に強制力はないが、ぶっちゃけ加入していた方が何かと有利に働くのだ。

所属する組合は、店舗の所在地によって区分けされている。ちなみに、現在92の組合が東京都内全域をカバーしている。

この組合をまとめているのが、都遊協(東京都遊技業協同組合)という組織。当コラムでも度々出てくる団体ね。その団体から、先日一通のメールが送信されてきた。

メールのタイトルは「都遊協からのお知らせ(不公正販売・〇〇〇←販売業者名)」

この時点で概ね本文の予測がつく。正攻法ではない販売方法の発覚と、その処遇についてだろう。

数年前までは、この手の違反行為が目立っていたのだが、最近にしては珍しい。販売サイドも十分に注意を払っているのであろうが、久しぶりに「やらかして」しまった模様だ。

ここでは業者名や機種名は一応伏せることにする。面倒はゴメンだし、そう、大人は無駄な喧嘩はしないのだ。

もしかしたら、販社男のトコかも!!と一瞬淡い期待を抱いたが、そりゃねーか。

対象になった機械は2機種。人気シリーズの最新機種で、いずれも年末に納品されている。

某パチンコ人気機種の販売方法はわからんが、パチスロの方は心当たりがあるぞ。うん、あるある。

その時は「こんな販売方法、この時代にアリなのかね。ホント汚ったないコトするよなぁ〜」的な感じだった。今から冷静に考えれば、指摘されて当然だわ。

メールの構成はこうだ。

まずは都遊協から、不正販売方法の経緯についての説明。次に、販売業者から、全日遊連の理事長に向けた「反省文」が掲載されている。「も…もう、しませ…ん…」的な内容だ。

だいたいあれだ、この手の行為に対して業者側が背負うペナルティなんて聞いたことがない。全日遊連も業者側も、テンプレに従ったテキストを入力し、それを「報告書」としているだけ。全て予定調和の流れ。

ではホール側はどうか。この手の販売手法で機械を入手するには、それ相応の資本力が必要。抱き合わせにしろ、大量導入にしろね。いずれにしても、弱小ホールが手を出せる代物ではない。

大枚叩いて目的の機械を入手するのだから、競合他店舗との差を広げたいという意図あってのこと。今回の事案では、年末年始ということもあり、通常営業以上の「見返り」を期待していたハズ。期待していたハズなのだが…。

フタを開けてみれば、悲惨な結果となった。稼働的にね。

MAX機撤去で貴重な存在となった某ミドル機は別として、某パチスロ機の中古価格は、販売価格の1/3まで値を崩している。これ、絶対に減価償却出来ないんじゃない??ってレベル。

店舗の意志で購入したにも関わらず、この結果。

強気の営業を行った業者も悪いが、その気になって便乗した店舗側も悪い。悪いというかセンスないね。
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