基本に立ち返る
最近久しぶりに麻雀を打つ機会がありました。昔取った杵柄、腕には自信があったものの、結果的には見事なまでの惨敗。
初心に戻り、YouTubeで「初心者・麻雀」などで検索しまくりのサイコロ店長です。やっぱり基本は大切!と改めて感じました。
波乱が予想される2017年の話題へ。
2016年からの流れを参考にしつつ、どの様な考えで店舗を運営するべきなのかを考えてみたい。
業界全体の流れでもあるため、パチンコも当然絡んでくる。あ、そーいえば派手好き店長元気かな。どこ行っちゃったんだよ…ったく。
そのパチンコ。2016年はバッタバタの一年だった。「検定機と性能が異なる可能性があるパチンコ遊技機」の撤去問題もあり、2017年は苦戦を強いられると思われていた。だが意外なことに、業績低下はある程度抑えられるという。
MAX機撤去を機に、ライトミドルやライト機の設置比率を上げる店舗も少なくない。ライトユーザーの取り込みが目的だろう。だが、多くの店舗でその戦略は裏目に出ているらしい。
本当に取るべき戦略は、ミドル機の徹底的な育成に尽きる、という。
甘デジ増設により、新規やライト層を取り込む戦略も悪くはない。しかし、現状取る手段としては、MAX機ファンの受け皿を確実に用意することである。新基準ミドル機にて。
射幸性は若干衰えたが、過去にも実績のあるパチンコ新基準機。既存の顧客にも、十分馴染みのあるタイプだ。移行もスムーズに進むに違いない。
となると問題はパチスロか。目下の課題はメイン機械の業績低下。
ここ数年、ホールの主役であったAT/ART機の業績が、昨年から徐々に下落しているのだ。急激ではないものの、ゆっくりと…そして確実に。
新台は漏れなく玉砕。北斗の拳やバジリスクのブランド品でも厳しい時代。
こうなると結果的に、今残されている「新基準に該当しない機械」に依存するしかなくなるのだ。
バジリスク絆や初代まどか☆マギカ、ハーデスや凱旋に頼った営業をせざるを得ない状況。時代の流れに明らかに逆行している。
だが今年の末には「新基準に該当しない機械」の設置比率を、30%以下に落とさなくてはならないのだ。
パチスロは八方塞がりの様な展開だが、現場レベルでは、どんな施策が必要なのか。
新台に関しては、少台数規模の入替がメインとなるだろう。一部大手チェーンが実施している「最新機種を最速で大量導入」などのパワーゲームは、自らを追い込める結果となる。それは昨年、一昨年で十分学習済みのハズ。
やることは極めて単純。強制的に抑制された機械代費用を、顧客に還元するだけ。出玉としてね。
基本中の基本、出玉還元だ。
運営側がどんな戦略を取ろうとも、稼働が上がればそれが正解。そんな、少し乱暴な業界なのよ、ここは。
ただひとつ、確実に言えるのは「高稼働の店舗ほど、玉粗利が低い」という事実。これはデータとして明確になっている。
玉粗利が低い=遊びやすいと捉えても差し支えない。パチスロなら平均設定が少し高いとかね。
「高設定が多い店舗は稼働が高い」は成立しない。「稼働が高い店舗は結果的に平均設定が高くなる」という意味。ちょっと難しいかな。
パチンコもパチスロも2017年は、基本を大切にする年。今までの様に「自分たちのスタイルを貫く!」なんて思考では、大きく遅れを取りそうだ。
基本に立ち返るべき2017年。