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サイコロ店長のスロ専奮闘記

組合長がやってきた

くら寿司大好きサイコロ店長です。基本ロードサイドにしか出店してないんで、機会がないと突撃出来ないんだけど。ちなみに先日の成績は4戦4敗だ。「ビッくらポン!」の成績な。くら寿司独自の乱数生成方式に惑わされ、惨敗ですよ惨敗。

某月某日。所属する遊技組合の組合長が約半年ぶりに店舗に顔を出してきた。イヤな予感しかしないが…。

話題の中心は高射幸性機撤去問題について。正確には「新基準に該当しない回胴式遊技機の設置比率調査」について。あー、なんか指摘されるのではないのね。やっと顔がほころぶ。よかったよかった。

ご存知な方も多いかと思うが、出玉の波が激しい機械は早めに撤去してくださいね、的なヤツあったでしょ。それの進行状況を確認しにきた訳だ。時期的にそんな季節だよね。

パチンコ撤去機問題とニュアンスは違うが、やることは一緒。現在の規則にそぐわない商品は店頭から撤収してくださいね、と。

ただ、パチンコと違ってパチスロはある程度の猶予期間が定められているのが救い。各店舗は今年の年末までに、高射幸性機の設置比率を50%、来年末までに30%の努力目標が課せられている。

課せられてはいるが、あくまで努力目標であり、目標未達成によるペナルティ的なモノは今のところ聞こえてこない。

パチンコの場合は明確に「違法機」とみなされた関係上、年内完全撤去を余儀なくされる。

対してパチスロの場合、表面的には自主撤去に近い。機械単体で考えれば、すべて正規ルートの流れで店舗に設置されている訳だし。厳密には、本来なら撤去する必要がないのだ。

遊技機は基本的に、各都道府県の検定を通過した日から丸三年の設置が許可されている。一度設置が許可された遊技機を、強制的に撤収することはバツが悪い。なぜなら機械は店舗の資産なのだから。

とは言っても、協力を要請されたら従わざるを得ないのが現在の我々の立ち位置。これは仕方ない。ダークな意味ではなく、見逃してもらっていることが非常に多い業界なのだ。

たとえばみなし機。上記の理屈ならば、検定切れ以降は設置が許されない。でも我々は、魔法少女まどか☆マギカやバジリスク絆を、当然の様に設置している。これらはすでにみなし機だ。一部例外を除いて。

警察は、その気になれば、みなし機を強制的に撤去出来る権限を持っている。しかしそれを行わないのは、店舗に対してアドバンテージを得るため。

「見逃している部分も多いのだから、コチラにも協力しろよ」的な。

もちろんニュアンス的には「お願い」なのだが、実質の強制だ。仮に、このお願いに従わなかった場合、何かしらの罰則を受ける可能性が高い。

で、組合長は雑談も交えながら約15分、上記の話題をひとりでしゃべりまくって、事務所を後にした。後半の方は、何を話していたのか記憶が定かではないが。眠くって。
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