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サイコロ店長のスロ専奮闘記

10月の振り返り

新人アルバイトがまったく入店してこない店舗で働いているサイコロ店長です。決して豪華とはいえない店内設備、決して高いとはいえない時給システム、決して優遇されてはいない福利厚生の数々。それでも現役で働いているスタッフもいるのだから、感心である。他人ごとみたいだけど。

人材育成にチカラを入れている企業が増えているという。中でも、店舗数を多く抱えている大手法人に、その傾向が強まっているらしいのだ。

とある民間の調査機関によると、今年度の人事研修費用を増やしたという企業が約3割。機械を集客のメインにしていた法人も「人」を育成することによって、集客の幅を広げようという考えなのか。健康的ではあるよね。

研修対象者のメインは25歳前後の若手社員、そして店長クラスという。

本来ならば、不必要な経費がかかる研修という行事、絶対必要という訳ではない。経費削減を謳っているこの時代、想定外の出費は極力避けたいところだ。

それでもあえて、研修に予算をかけるということは、数年先を見据えての行動なのだろう。

日本の企業全般に詳しい知人に言わせると、今、最も投資すべきは「社員教育」であるらしい。

そもそもこの業界に限らず、企業力の源は人材である。そして、その事実を把握はしながらも、何かと後回しになりがちなのが人材教育でもある。

確かに人材育成への投資は結果がすぐに出づらい。結果がハッキリ出ないモノに対しては、たとえ少額であってもお金は払いたくないものだ。だが「人への投資は無駄になることはない」とも言われている。

3年後、5年後、そして10年後に必ず反映されるらしい。ホントかよ。

私個人としては10年後の繁栄より今月の売上予算の方が余程重要なのだが。


という訳で10月の振り返り。相変わらず人手不足の毎日。店舗を回すのもギリギリの状態が続いているのは10月に限ったことではないけどね。

それを見透かされたのか、稼働の方も大幅に減少。これは都合がいい…と呑気なことも言っていられないけど。

総合的な成績だが、売上予算は未達成。粗利は若干ショートしながらも、なんとかギリギリ許容範囲に収まった。しかし大問題が発生。貯玉が一気に降ろされたのだ。

今の時代、貯玉システムを採用しているホールが全体の9割以上。それがない店舗を探す方が難しいでしょ。

貯玉というシステムは打ち手も店舗も双方にメリットがある。特に東京都は、非等価交換になってから貯玉数が圧倒的に増えている。

打ち手は再プレイシステムを利用することによって、圧倒的に現金投資を抑えられる。店舗によって払出上限は決まっているが、利用するか否かで勝敗を左右する場合すらある。このコラムを目にしているプレーヤーは、既にその重要性を把握しているだろう。

一方店舗側からすれば、貯玉はストックの様なもの。本来打ち手に還元するべき景品=現金を、抱えておけるのだ。そりゃいつかは払い出されるが、一時的にでもキャッシュを生み出しやすいからね。

資産はあってもキャッシュがなくて経営に苦戦している企業は山ほどある。そう、現金は大正義なのだ。

貯玉はいつ引き落とされるか予想が出来ない。給料日前や大型連休前など、キャッシュカードの様な使われ方をする場合も多い。最悪なケースは、店舗に見切りをつけた場合。「もう来ない」の合図でもある。

自店の貯玉がどの様な理由で引き落とされたかは不明だが、あまり良い傾向ではない。他店舗の貯玉状況までは把握出来ないが、もしかしたら同様の悲劇??が都内の至るところで起こっているのかも知れない。
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