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サイコロ店長のスロ専奮闘記

広告規制

上野から御徒町にかけての高架下一帯を支える商店街の群れ、通称「アメ横」。年末になると報道各社が、活気ある商店街を映し出すのは、数十年続いている恒例行事。

意外と知られていないことだが、この商店街の正式名称は「アメヤ横丁」ではなく、実は「アメ横商店街連合会」である。アメヤの「ヤ」ってどっからきたんだよ…と首を傾げたサイコロ店長でございます。

広告規制にまたまた難癖がついた。我らが東京都だ。

手元にある資料には、神奈川県と宮崎県の広告規制についての見解が載っている。これに先だって、東京都は同様の主旨の発表を行っていた。それを受け、両県が動いたと言ってもいいだろう。

ザックリ要点をまとめると、店内での来店系や取材系の告知は完全にNG。「〇〇さん来店」とか「〇〇収録」的なヤツね。当然だが、自店発信の各種ウェブサイトやSNS、ブログの類も含まれる。

厳密には、開催日や取材日などの開催日の告知がNG。「本日」「明日」などは当然、「近日」とか曖昧な表現だとしても、一切掲げることができないのだ。

禁止になった経緯として、来店日や取材日に合わせて出玉系企画を催す店舗が後を絶たず、すでに開催日=イベントと化しているのが実態、よって見逃すことはできない…らしい。

でもさ、それって暗黙の了解じゃないっすか都遊協さま。お金出して有名ライターを招致するには、それだけ深い意味があるってモンですよ。純粋な気持ちで取材を行っている店舗なんてありゃしない。それに付け込んで、集客の促進を図りたいだけなんだから。

都遊協の指針に賛同する様に、他の都道府県も同類の文章を拡散してきた。今後も同様のパターンで、各地域に伝達されるのは時間の問題である。優先順位的にはパチンコ撤去機問題が先だけど。

今まで規制の網??をかいくぐり、企画の告知を堂々と行ってきた店舗側にも問題はある。だが、広告規制以前の時代から、カメラなどが立ち入る際にはその趣旨を掲げて顧客に了承を得る行為、掲示物は絶対必要とされてきただろうに。都遊協もそれはOKとしていたではないか。

機械で差別化が図りづらい今。外部のチカラを借りて集客するのは、有効な手段のひとつとして成立している。

強引に告知を行うとすればできなくはない。ただし、いつ来店するかがまったく伝わらなければ、そもそも企画開催=集客という図式が根底から崩れ去る

店内告知は厳しいが、企画元の雑誌なりサイトなりで告知は行われているはず。なので、完全に情報が遮断されている訳ではないのがせめてもの救い。東京都の場合ね。

東京都の場合と書いたが、地域によっては雑誌やフリーペーパー、ウェブサイトでの企画実施日の告知がNGな地域もあるようだ。そもそも、来店系企画を完全シャットアウトしている地域もあるくらいだもん。

テクニカルな部分での集客に欠かせない来店系、取材系の各種企画。我々ホール関係者だけではなく、企画元をはじめとする周辺業者にも影響が出そうだ。
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