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サイコロ店長のスロ専奮闘記

分析

ホール営業戦略。月間の最終的な結果は数値として明確に提示されるものの、それを構成する中身は分析されていない。厳密には分析し、翌月以降の戦略に組み込む店長は少ない。

客層ひとつとってみても、結果に対する内容は様々だ。一定の特定客が中心となり、アウト=打込数が構築されているのか。それとも様々な客層が入り乱れ、数値を積み上げているのか。

どの様な客層が、どの時間帯に、どの程度(何時間)遊技しているのか。男女比率の割合はどうか。これらを把握しなければ、最も効率的な「次の一手」を打つことができない。打てたとしてもロスが発生する。

もちろん感覚に頼ることは重要。だが、努力によって分析や解析が可能となるならば、それを取り入れない手はないだろう。パチスロに限らず、人生とはそーゆーものだ。

プレイヤー感覚で例えよう。平均設定がBという店舗があったとする。それが全台設定Bなのか。AとCが半々なのか。それとも@ベースでDEを織り交ぜているのか。

各々のパターンよって、機種選定や台選択も大きく変化してくる。据置を多用する店舗もあれば、同一設定でも打ち直しを行う店舗も珍しくない、とかね。

最終的な結果(出玉状況)を元に、その構成を把握(予測)することは、次回に向けての大切な一歩となる。


話を戻して営業戦略。特定の客層が中心となる店舗であるならば、滞在時間を延ばす施策を練る必要がある。ベースの高い機械の割合を高めるとかね。逆に顧客の入れ替わりが激しい店舗では、瞬発力に優れた機械選択が必要となる訳だ。

設置されている既存機械も当然分析の範囲内。同じアウトでも、特定の顧客が徹底的に打ち込んでいるのか、多数の顧客が適度に遊技しているのかで設定の配分も大きく変化するものだ。

顧客の中心が若年層なのか、サラリーマン層か、年配層が大半を占めるのか。これによって広告の打ち出しどころも変化する。ネットを利用した広告宣伝を打つ場合もあれば、昔ながらのチラシに重点を置く店舗も未だに存在する。

この様に、真剣に分析を行おうとすれば、色々な角度からセグメントすることも可能。月間の最終結果だけをみて、一喜一憂している店舗では、取りこぼしも多くなる。

プレイヤーの収支結果もそう。最終的な収支額は一緒でも、勝率の高低や投資額の幅は、分析すれば明確になる。結果だけを元に判断するのであれば、大きな変化にも対応しづらくなる。メモは取るが、見返すことがなければ宝の持ち腐れであろうに。

ところで偉そうに語っている私は、前向きに分析を行っているかというと、実はそうでもない。分析は行っているが、前向きではなく明らかに後ろ向きな分析だ。

いやいや、会社の取締役のひとりがマーケティングに長けてるヤツでさ、偉そうに語るんですよ、ええ。黒縁メガネを光らせながら語るんですよ。

確かに語るだけのことはある。しゃべりが上手い故、内容も伝わりやすい。たまに交えるシャレと自慢も嫌味がない。なるほど、こーやって人間は騙されてしまうのね、って感じ。あ…これが洗脳なのね。黒縁メガネ、ウザっ。

まぁ、そこまでの表現は大袈裟だとしても、繰り返し聞かされれば嫌でも覚えてしまうだろう、分析の大切さを。

という訳で、前向きな内容を後ろ向きに勉強しているサイコロ店長でした。
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