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サイコロ店長のスロ専奮闘記

最も平等に解決する方法

某検索エンジンで「話題の」と検索。真っ先に候補に浮上するのが「話題のTwitter」だ。その後、ニュース、画像、商品、映画スイーツなどと続く。今、日本人がどんなことに興味を持っているのかが少し分かった気がしたサイコロ店長です。

話題機という言葉を以前はよく使用していたが、最近はそれに相応しい機械がめっきり減った。背景にあるのは射幸性を抑えるための仕様変更。そしてもうひとつ、メーカーが慎重になり、機械を乱発しない様になってきたからだ。

多くの話題機は人気機種の続編が多い。大都なら番長シリーズ、Sammyなら北斗かな。ユニバはGOD系バジリスクなど。そして今回9月19日納品が予定されているSLOT魔法少女まどか☆マギカ2だ。

ゲーム仕様は今主流のBONUS+ART。前作の流れを踏襲しつつも、新しい要素も加えている。典型的な「THE・後継機」だ。グルメなユーザーは既に情報収集に励んでいることだろう。

まどか☆マギカ2の抱き合わせ機種…ではなく、お付き合い(踏み絵)の機械はSLOTデッドオアアライブ5(以下DOA5)。8月末の納品だ。この機械が導入されている店舗は、概ねまどか☆マギカ2がTOPで導入される。DOA5の設置がリーチ目みたいな存在だ。嫌味な言い方をすれば、踏み絵を踏んだ店舗となる。

似た様なパターンでは、10月初週に納品予定の北斗シリーズ最新作、パチスロ北斗の拳修羅の国篇。この機械の踏み絵として用意されたのがパチスロBLOOD+二人の女王(以下BLOOD+)

DOA5でまどか☆マギカ2、BLOOD+で北斗修羅。単純明快な図式。もちろんどこかの物好きな店舗がガチでBLOOD+を導入したことも考えられるが。

DOA5やBLOOD+の設置台数が多ければ多い程まどか☆マギカ2や北斗修羅の台数も増える。踏み絵1台につき話題機3台とかね。地域や環境によって台数は違うけど、仕組みとしてはこんな感じ。

新台を導入するために、関係ない部分で体力を消耗するパチスロ業界。この図式って相当前からなんだろうけど、一概にメーカーが悪いとは言い切れないのよ、ホント。

機械を製造する際に注意しなくてはならないのが部材を余らせないこと。供給数が若干足りなくても、売れ残るよりは全然マシ。1台40万円の箱が無造作に倉庫に積まれている光景は悲惨だもん。

すなわち、確実に売り切れる台数しか供給したくないのだ。特にこの時代だからね。

もちろん部品によっては再利用も可能だが、話題機の多くは専用筐体が主流。今回のまどか☆マギカ2も例に漏れず。使いまわしが効かない部分が多いからなおさらだ。

売れ残らせないために販売台数を絞るとなると、導入店舗と台数も必然的に限られる。そこで一定の条件を設け、クリアした店舗のみが導入可能となる、ってな感じ。

心情とかお情けの部分は排除し、どの店舗にも明確に説明可能な部分が、抱き合わせという歪んだ手法になってしまっただけ。

さらに怖いことに、店舗側がこの手法に嫌々ながら賛同している事実。もちろん文句も言うし、嫌な顔もする。そんな堅物店長もしっかり踏み絵を踏んでいる。

これは長年の風潮によるもの。最も文句を言われつつも、最も平等に解決する方法。これが抱き合わせなのだ。

というのを、最近感じている。メーカー側も色々大変だね。
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