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サイコロ店長のスロ専奮闘記

ノーマルタイプ考察

本日のBGMはパチスロうる星やつら2・PREMIUM BIGの曲「Be With You」。当時よくあったプチRT搭載のノーマルタイプ機。ベル成立後の特定ゲーム数間は「RTに突入しない」という憎たらしい仕様も含め、大好きな機種だった。メーカー発表値のPAYOUTも甘めに設計されており、設定Aでも100%超え。非常に扱い辛い思いもしたが、今となっては良い想い出のサイコロ店長です。

パチスロ市場は今、ノーマルタイプが注目されている。表面上は「遊びやすさを優先して」みたいな感じだが、実態として「適合試験にPASSしやすい」という裏事情もある。以上のことからこの先しばらくは、ノーマルタイプがシェアを拡大するのは確実だ。

今後の納品予定として「3×3EYES〜聖魔覚醒〜」「パチスロスーパー海物語IN沖縄2」「マタドールU-30」「スーパープラネットデラックス」「クレアの秘宝伝〜眠りの塔とめざめの石〜」「クイーンジャックネオ」など。既に納品済の「バーサス」「ファンキージャグラー」「A-SLOT偽物語」「A-SLOT北斗の拳将」がラインナップされている。まさにNORMAL-RUSH突入。

「ノーマル」って響きは業界的に優しく受け止められる時もある。波も穏やかで、極端な大負けも回避できる。言い方を変えれば「遊べる感覚」ね。

しかし世の中、そんなに甘くはなかった。特に最近の新台は辛いのなんのって。もうね、ノーマルタイプだろうとART機であろうと総じて辛い。「甘くない」どころの騒ぎではない。「辛い」のだ。

そこで、最近発売された新台の「ボッタクリ事情」を並べてみたい。

最新機種台粗利(玉粗利)は以下の通り。
ルパン:約12,400円(0.75円)
デビルメイ:約9,100円(0.61円)
セブンスビート:約4,500円(0.60円)
バーサス:約3,400円(0.30円)
ファンキー:約6,400円(0.38円)
北斗の拳将:約3,400円(0.48円)
南国物語SP:約3,200円(0.80円)
偽物語:約2,800円(0.28円)
真田ラブ:約5,300円(0.66円)
リノMAX:約6,800円(0.90円)

台粗利は稼働に比例する面もあるので、甘い辛いの目安としては()内の玉粗利に注目してもらいたい。

玉粗利はメダル1枚あたりの顧客側負け額。要するに数値が高い程、ボッタクられていると思ってもらって構わない。

群を抜いて高いのは「スーパーリノMAX」0.90円。通常1PLAYで3枚BETなので約2.7円が消滅する計算。

貸メダル1枚20円であれば60円の損出では?と思われがちだが、玉粗利はBONUSやその他の小役による払い出しも加味されている。均すとメダル1枚0.90円になるのだ。

既に察しているとは思うが、南国物語SPも打ち手にとって都合が悪い機械だ。0.80円だもん。リノと合わせて「ボッタクリ二強」といったところか。

最新機種のルパン0.75円も含めれば「最強最悪のド回収トリオ」と呼ばれても仕方はあるまい。

逆に褒めるべき機械があるとすれば、化物語とかね。0.28円は良心的な数値だ。これこそ安心して打てるノーマルタイプ。逆に北斗将0.48円と「ややボリ」的なポジション。同時期に同一メーカーから発売された機械だけに、これ程差が開くとは思わなかったけどね。

玉粗利は全国的な平均値。設定は加味されていないが、事実結果の数値なのだ。

例えばイベント的な日があったとしよう。あえて狙う機種を絞るとすれば「設定EのPAYOUTが高い機種」ではなく「玉粗利が低い機種」を選ぶのも悪くない選択。

100件や200件のデータではない。全国的な実績としてはじき出された数値を信じた方が、最終的には甘い蜜が吸えると私は思う。

今後も辛い機械が増えてくる予感のパチスロ機。今回のデータによると、バーサスファンキーなども「狙える対象」として頭の片隅に置いておこう。いざとなった時に役立つ可能性もある。
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