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サイコロ店長のスロ専奮闘記

予算の使い道

自宅の部屋のエアコンの調子がすこぶる悪い。修理業者の見積もりによると、新品を購入する値段と同等の費用が必要になるらしい。そんな金あったら修理は後回しにして、年内いっぱいで撤去が決まったパチンコのMAXタイプでも打ち倒す覚悟でいるサイコロ店長です。牙狼〜♪

近くの競合店が毎週土日に雑誌系、WEB系の集客企画を頻繁に実施する様になった。春先頃からかな。結果的にはそれなりの成果は出ている模様。あの流れだと、恐らく今後も厳選した企画を打ち出してくるのかもと思われる。

集客を機械(新台)に頼っていた店舗は、苦しい展開を迎える時代。これは皆さんも気が付いているだろう。

新台を買おうにも、魅力的な機械がなければ、さすがに店舗も買い控えに走る。結果、機械代は圧縮された。その浮いた機械代は、いったいどこで消費されるのか。

安直な発送だと「利益還元」になるのだが、店舗運営はそんなに甘くない

浮いた予算を設備系広告宣伝費に回す店舗は多い。自店の場合だと、調子の悪いサンド交換、店頭の路上に面した大型看板補修、店内の内装(主に壁)補修、エアコンの大規模オーバーホール…数えだしたらキリがない。

パチスロ店を運営、維持するには、普段ユーザーが気づかない部分にも相当の費用を費やしているのだ。

今まで後回しにしがちであった上記の様な部分も、このタイミングで着手する店舗は非常に多い。

もちろん、それらと平行して利益還元に充てる費用も用意はしている。要はそのバランスの問題だ。

仮に思い切った利益還元を前提としてみよう。

例えば設置200台の店舗で1台あたり300枚のマイナス差玉を計上したとしよう。単純に300枚×200台=60,000枚の計算になる。等価換算で120万円。私のサラリーと同等のレベルだ(大嘘)。

ノーマルタイプのBIG1回分を全員に還元しただけで120万円の投資。下皿いっぱいにもならない枚数でこれ。

この状況でさえ「今日は出てるね♪」なんて喜んでくれるユーザーはひとりもいない。その逆ならいくらでもありえるが…。

6月の1台あたりの平均粗利は約3,000円。200台の店舗の場合、1日約60万円の粗利が見込める計算。それに対しての120万円の赤字は、かなり思い切ったレベルでしょ。だけど伝わらないのが現実な訳で。

台あたり300枚なんて地味なことをするから実感出来ないんだよ、というお言葉も確かだ。ごもっともな意見。

差玉5,000枚の台を12台用意すれば、アピールに繋がるって意見も当然出てくるだろう。でもこれも効果がないと実証されている。だって、大放出した翌日は、間違いなく「ガラガラの店内」になってしまうのだから。

ユーザーからすれば、極端に放出した翌日は、間違いなく回収って図式が成立してしまうもの。これは仕方がない現象なのだ。

今回の例は、非常に極端な書き方をした。現実レベルでは、地味な300枚も派手な5,000枚も、出し損ということはない。なが〜〜い目で見れば、きっと努力は実る…はず。

出し損ではないけれど、機械代を節約した費用を、カタチに残るサンドの交換や、エアコンのオーバーホールに費やしたくなる気持ちも理解してもらいたい。

疎かになっていた快適環境の整備に機械代を回す店舗が多いのは、この様な背景があるってことを知っておいてもらいたい。
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