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サイコロ店長のスロ専奮闘記

5.9号機

倉庫の片隅に眠る撤去済み(ゴミ同然)の機械を処分しようと、引き取り業者に見積依頼。仮死状態の機械であるが、買い取ってもらえるだけでもありがたい。でもさ、戦国BASARA2の660円とアイムEXの650円、この10円の違いってなんなんだろう…と腕組みして考えてしまったサイコロ店長です。

2016年6月16日に5.9号機なる新基軸の機械概要説明会が行われた。遊技機製造メーカーを対象に行われたこの会合、大手業界誌も即日WEB版にUPしている。

過去にコラムで記事にした部分もあるが、その内容をザックリとまとめてみよう。

・呼称は5.9号機
・2017年10月導入以降の新台に適用
・ART発動抽選に設定差はなし
・ARTは最長(最大)1,500ゲーム
・全機種に「役比モニタ」搭載

WEB上で記事になっているのはここまで。

説明会当日には別紙も配布された。それによると、以下の項目の説明もある。

・高傾斜機の新台設置は2016年7月末まで
・5.5号機の新台設置は2017年9月末まで
・「役比モニタ」の概要(イメージ図)
・ナビ機能はすべてメイン基板で管理
・ART抽選は通常区間(通常時)のみ
・ナビを出すのは有利区間(ART中)のみ
・リセット後は必ず通常区間に移行
・ART移行抽選は完全確率(天井なし?)
・ART終了後は通常区間に移行(潜伏なし?)
・ART上乗せ抽選あり

通常区間だの有利区間だの、解読困難な新語が並べられているが、最も聞きなれないのは「役比モニタ」だろう。

この物体、主基板ケースの中に「4桁の7セグ表示パーツ」が埋め込まれている感じかな。イメージするなら、表示部分が大きくなった小役カウンタみたいなモノ。

この「4桁7セグ」は以下の表示を行う。

・有利区間(ART)の比率
・連続役物比率(連役比)
・役物比率(役比)

補足だが、役物とはBONUSとかARTとかね。

これらを機械自身が集計し、モニタ表示するという、誰得機能を搭載した優れもの。もちろん主基板ケース内部なので、外からは確認出来ないぞ。

報告まがいの業界ネタを並べたが、店舗にしても個人にしても、そしてユーザーにとっても最終的に「面白ければイイ!!」って結論になるわけで。

遊技人口が増えて、各々の店舗の稼働が上がれば、設定なんてガンガン投入出来るしさ。すべてが機械次第とは言わないが、機械(ゲーム性)にかかるウェイトは、やはり大きいものがある。

5.5号機は出ない〜ってな風潮が一般的になりつつある現在。吐き出しが少ない割には吸い込みも少ないハズだが、実態としては、印象としてそれのバランスがよろしくない。

4号機とは言わないが、5号機の成熟期に比べたら、そりゃ出玉の総量が減っている。突っ込んだお金に対しての見返りは、大きく期待を下回っている。そーゆー意味では、確かにバランスは悪いよね、今って。

5.5号機に慣れていない現在、5.9号機がユーザーに受け入れられるモノなのかは疑問。だけどこれはまだ先の話。運用は一年以上先になる。

開発期間はたっぷり猶予がある。店舗は持ちこたえるのに精一杯な状況が続くだろう。先のパチンコ問題もあるし。だからと言って甘える訳ではないが、メーカーさんにも一念発起してもらいところだ。

最後になるが5.9号機って…何であと0.1加算して6号機にしちゃわなかったのかね。