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サイコロ店長のスロ専奮闘記

広告宣伝規制再燃

座右の銘は、「長い物には巻かれろ」のサイコロ店長です。世の中、流れを無視したらイカンのさ。

騒動が起こったのは5月の初旬。警察が都内某店舗に立ち入りし、広告宣伝規制に関して警告を出した。詳細は不明だが、恐らく指示処分を下されたと思われる。

指示処分とは、サッカーで例えるならイエローカードに相当する。次に何か問題を起こしたら、レッドカード(=営業停止処分)にしちゃうから十分気を付ける様に…、という一種の警告だ。

実際には、指示処分は単発のカード。サッカーと違い累積カウントはない。しかし、ルールを守らない店舗には行政も容赦はしない。悪質な場合は一発レッドカードもあり得るので油断ならない。


業界全体が、釘問題や高射幸性機撤去問題に気を取られてばかりいたこの一年。すっかり忘れ去られていた広告宣伝規制問題が、ここ最近にわかに盛り返しを見せている。

具体的な事例が出たのは今月の17日。関東某県の遊技場組合理事長の名義で通達が発せられた。大項目として三項目挙げられている。

@「リニューアル」の表記について
A開店時間について
B関係業界誌を利用しての「イベント宣伝」について

まずは@の「リニューアル」について。店舗は安易に「リニューアルオープン」と謳い、集客を図ろうとしている(との指摘)。いやはやごもっとも。その通りですよ。

・軽微な破損個所の変更や回復
・照明や音響などの同一性能の範囲内で行われる変更
・遊技台(既存台)の配置変更

など、これらは日常的なモノであり、世間一般がイメージする「リニューアル」とは乖離がある。もしかしちゃって、イベントの代行的なポジションとして「リニューアル」を謳ってるんじゃないの??(との指摘)。

指摘されたのも確かに一理ある。実際、毎月「リニューアルオープン」しちゃってる店舗も実際にあったしね。

Aの開店時間についてだが、これって恐らく時間落ち営業のことをつついているのだろう。コーナーオープンとか時差営業とか。

ほら、正規の開店時間(東京なら10時)よりも特定の機種だけ開店時間を意図的に遅らせ、いかにも「力、入ってます!!」的な雰囲気を醸し出すヤツ。地域によっては根強く行われている。

開店時間を遅らせること自体は違法とは言えないが、結局、そのフォームで高設定を示唆しているんでしょ??ってこと。またしてもごもっとも。

Bに関してはわかりやすい。芸能人やライターを招致し、取材予定を広告紙面に掲載しているのが結果的にイベント宣伝に結び付くのでは??ということ。

特に最近では、度を越した専門誌やフリーペーパーも増えており、攻略誌とは名ばかりの「イベント誌」も存在している訳で。言い逃れしようと思っても、難しい状況にまで陥っている。

これを契機に、ライター来店系企画が全国的に廃止になっちゃったりしてね。


上記の三項目において、今のところ遠回しな「警告」が出されたカタチとなった。もちろんこれは、某県に限ったハナシ。ただしこれを皮切りに、全国各地で同様のアクションが起こされても、不思議ではない。

日本中には健全営業を行っている店舗もたくさんある。逆に、それらを上手く取り込んで、稼働を図る店舗も多い。良い悪いは別として、特にBなどは、ニーズがあるから、幅広く行われているのだ。

これ以上の業界縮小を避けたいのなら、業界上層部の人間やお上が、ある程度融通を利かせてくれても良いのでは??と思うサイコロ店長でした。
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