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サイコロ店長のスロ専奮闘記

ギャンブルと遊技

派手好き店長のコラムが読めなくなって残念でならないサイコロ店長です。コラムは昨年末の12月25日更新をもって、打ち止めになってたよね。個人的にも彼の丁寧でマジメな文章が好きだったので、心残りではある。数年間の間、まったく派手さを感じられなかった派手好き店長に栄光あれ。

パチンコもパチスロも世間からすれば、同じ括り。簡単に言えばギャンブルだ。だがしかしですよ、正確にはギャンブルではなく遊技なんだよなー。法律的に。

ほら、日本は賭博禁止でしょ。特別法で認可されている公営ギャンブルは、一部でスポーツ感覚な印象を打ち出すプロモーションをしている。真正面ではなく、側面の顔にフィーチャーしているのだ。「女性客」の確保や「人々の夢や感動」を与える的なイメージの植え付けに成功している。ぶっちゃけ正々堂々とした賭博なんだけどね。

パチンコ業界でも、その手の打ち出しを何度も試しているけど、これと言った成果はナシ。むしろ悪いイメージが先行しっぱなし。ここまでくると悪いイメージの払拭は難しい

手軽に楽しめるはずの「ギャンブル」が、全然手軽ではなくなってしまったからだ。

サラリーマンの一ヶ月のお小遣いが、たった2時間で牙狼に吸い込まれてゆく。パーフェクトフェイスオブガロも拝めぬままに魔戒に吸い込まれてゆく。100%自己責任なのは承知の上だけど、心証的には最悪。


で本題。ギャンブル遊技の違いから考える現在のホール事情について。

金銭のやり取りがあるかないかとかの話ではない。法令上のカテゴリの問題でもない。パチンコパチスロが「遊技」ならではの諸問題についてだ。

言葉を崩して説明するとこうなる。

偶然の結果に左右されるのがギャンブルで、技術介入があるのが遊技だ。

競馬、競輪、競艇、オートレース。いずれも我々プレイヤー側は競技に「直接参加」することが出来ない。客観的に予想するだけ。これがギャンブルの括りとなる。

ではパチンコパチスロはどうか。当然ながらプレイヤーは「直接参加」しなければならない。パチンコならばハンドルの強弱がそれ。遊技機に対してテクニックを要するかどうか、これが遊技なのだ。

何を言いたいのか、もうおわかりいただけたであろうか。

そう…ハンドル固定は技術介入を損なってしまうため、法令上禁止になっているのだ。ハンドルがバカになっちゃうから、という訳ではない(いやそれもあるか)。

以前は見て見ぬフリをされていたハンドル固定も、ここ数年で規制が強化されている。実際にハンドル固定が原因(の一端)で、行政処分された店舗もあるくらいだ。

パチスロでそれにあたるのが、スタッフによる「目押し禁止」。みなさんも「当店では目押しサービスは行っておりません」的な、不親切極まりない表示物を目にしたことがあるのではないか??

店側が不親切な訳ではない。スキル性、すなわち本人のテクニック(目押し)を取り除いた時点で「遊技」ではなくなってしまう。友人や知人、おまけに赤の他人に目押しを頼んでも同様にNGとなる。ジャグラーの常連さん、ゴメンよ…。

「パチスロ目押し禁止の乱」に付随する問題が役構成。誰が打っても配当が同じでは「遊技機」としては認められない。1コマ滑ってスイカ成立、こぼすか取りきるか…これが技術介入である。

スイカやチェリーがフリー打ちで入賞する機械はどうか。安心してください、ハズレますよ(1枚役=チャンス目など)。

ミリオンゴッド的な機械にも、技術介入性を持たせるために1枚役などの「取りこぼしの可能性がある役」を「あえて」搭載しているのだ。

今回のまとめ
●パチンコ店長コラムに空席あり
●パチンコ、パチスロは遊技です
●ハンドル固定イクナイ!!
●目押しはご自分で♪

こんな知らなくても一生困ることもない情報を説明するために、壮大で派手な前フリは一切必要なかったのだが、これはこれで仕方ない。私は派手好きなのだから。
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