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サイコロ店長のスロ専奮闘記

パチスロ規制

清掃業者や不正対策業者からの、いわゆる営業メール(FAX)が多いのもパチスロ店の特徴。そのほとんどは、読まれもせずに作業の様にデリートされている。差し出し側には悪いが、これは日常茶飯事。いちいち反応してらんないもんね。

そんな最中、いつもとは雰囲気の違うメールが受信箱に舞い込んだ。差出人は意外なことに、業界からは数年遠ざかっている某氏(妻子持ち、離婚歴あり)。

タイトルは空欄。イヤな予感しかしない。極力PCから顔を遠ざけ、恐る恐る開封すると…、画像が一枚添付されている。それを読み込んで、びっくり仰天。

パチスロに新規制が設けられるらしい。う〜ん熱が出そうだ。

この時期の規制に関しては、ユーザーや店舗にとって有利な点はひとつもない。今回も思った通り、ゲーム性に大きな影響を与えそうな項目ばかり。とりあえず羅列しておこう。

指示機能(いわゆるART)に関連する項目としては以下の5点。

@「ART突入抽選は完全確率とすること」
A「ART全般に設定差を設けないこと」
B「ARTは全体の70%未満とすること」
C「ARTは1,500ゲーム以下とすること」
D「ART終了時ならびに設定変更時はARTに関する数値を初期化すること」

原文よりも馴染みのある言葉で表記したつもりだが、もう少し噛み砕いてみよう。

@、ARTはメイン基板で一発抽選しろって意味に読み取れる。俗に言うCZなどで段階的なARTへのルートが絶たれそうな雰囲気だ。

A、これはそのまんま。設定@も設定EもARTへ突入する確率は同一でなければNGですよ〜って感じ。設定差がつくのは小役とBONUSだけになりそう。

B、実質丸2日間遊技した場合、ARTの割合は70%未満にしなさい、とのお達し。その70%を、どーやって計測するかは不明。

C、原文には3,000枚を純増枚数で割ったゲーム数うんたらかんたら…とあったが、混乱するのでシンプルな表記に変えた。恐らくこれは指示機能における「MAX2枚傾斜機」に該当するのだろう。純増3枚機消滅!?

D、ARTの意図的な連続性を規制するものと思われる。朝イチのリセット特典や、ART終了後の高確率状態などが抵触する可能性がある。

実は大項目としてもうひとつ記載されている。小役優先制御に関する項目だ。

これに関しては、BONUSフラグが成立したらすぐに揃えさせる状態にしなさいって意向の模様だ。

一見、支障はないと感じてしまうが、このシステムを悪用??して高傾斜の機械が発売されている。とてもわかりやすい例だと、2027とかね(古い)。BONUS持ち越し型のRT機なども、対象となるのだろう。

業界が大きな問題として抱えている「のめりこみ対策」。その一環として、高傾斜の機械がホールから消えてゆくのは仕方のないことだと感じている。業界浄化の流れには逆らえない。

ただ、射幸性に直結しない部分である「楽しさ」や「ワクワク感」が、どんどん減少してしまう規制に関しては、断固反対だ。

低貸営業やPAYOUTの上限設定などで、回避できる部分もあるのではないだろうか。もちろんそんな単純なハナシではないのかも知れない。だけど、今まで培ってきたゲーム性が一瞬にして崩れてしまう規則など、誰が喜ぶというのだろうか。
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